シンドローム(症候群)と発達性トラウマ

症候群(しょうこうぐん、英: syndrome、シンドローム)とは、同時に起きる一連の症候のこと。原因不明ながら共通の病態(自他覚症状・検査所見・画像所見など)を示す患者が多い場合に、そのような症状の集まりに名をつけ扱いやすくしたものである、と、ウィキペディアにはありますが、

私は、自律神経系の不調和でいろんな症状が出てくる状態を指し、その原因の発端は幼少期の頃の辛い体験にまでさかのぼるケースが多いのでは?と見ています。


自律神経系は本来、内的・外的環境の変化に応じて、システムのスイッチをON/OFFにしたり、機能の程度を調整したりするようにできています。強い要求(短時間の強烈な警戒と、骨格筋エネルギーの消費)が鎮まると、システムは落ち着きを取り戻してリセットするか、またはより活発な関わりが戻ってくるようにできています。

自律神経系には、腹側迷走神経、背側迷走神経、交感神経がいつON/OFFになるか決める「境界点」があるように考えられています。こうした内的境界点が変容するとシステムに狂いが生じ、オンになるべきでない時にオンになったり、オンになるべき時にオンにならなかったりします。狂いが生じると、システムは間違ったときに機能し、他のシステムと協力し合うようにできているのにそれができない、「ちぐはぐな」働き方をするようになります。

症候群は、自律神経系が障害されたときに奇妙な自律パターンを示します。完全なリセット/完了が起こらず、システム同士が対立的に働きます。ほとんどの症候群で、自律神経が介在する何らかの血管、ホルモン、筋肉の障害が見られます。症候群とは、疾病、精神疾患などの不調を集合的に特徴づける症状の複合体の集まりです。交感/副交感神経が介在するであろう一般的な症候群の例は、片頭痛、パニック発作、線維筋痛症、自己免疫疾患、疼痛症候群、過敏性腸症候群、痙攣性結腸、などです。

ストレスがかかり、交感神経が刺激されると通常、副交感神経の働きは落ちてきます。

が、一定期間ストレスがかかり続けると、今度は副交感神経も活性化してきます。


このとき、システムはカオス状態で調整不全となり、耐性領域/回復力共に、著しく低下してしまいます。

例えば、ある人が便秘(副交感神経(背側))しているとして、引き金となる些細な刺激を体験した後に身体が急に逆方向の生理的変化を起こして下痢(交感神経)に見舞われるような状態です。こうした一見小さな引き金は、外的(過度の光、些細な動揺、騒音など)な場合も内的(イライラしたり、わずかにリラックスしたりなど)な場合もあります。このような根本的な不安定さが症候群の中核的な問題の背後にあります。


症状群を癒すカギは、自律神経系の調整不全の調整です。




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そらとり神経調律専門サロン

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