マグマか凍りつきか
ちょっとした刺激でピャ~~~~って活性化したり、あるいは逆にどよ~~~~~んって沈み込んだりしちゃう人いませんか? そして、通常モードに戻るのに時間がかかっちゃう人。。
自分も大変だし、周囲の人も困らせちゃいますよね。。
でもこれ、あなたの「性格」がそうさせているんじゃなくて、神経系の状態がそうなっているだけなので、決してあなたのせいではないってことをまずお伝えしたいと思います。
そして、神経系を調整していくことにより、そうならないようにしていくことが可能なんです。
では、どういう神経系の状態なのでしょうか?
ポリヴェーガル理論でいうところの緑(腹側迷走神経複合体)が狭くて、赤(交感神経)と青(背側迷走神経複合体)が広い、という状態です。すなわち、赤や青に入りやすいんですね。些細なストレスにも過剰に反応してしまいます。
放っておくと大変!人生観にも影響が。。
・このような神経系がベースにあると、こころや身体もそこを基準に反応してしまいます。
・また、世界観や自己に対する信念、人生に対するリアクションにも影響を与えます。
・この神経パターンを持つ人は、些細なことであっても、後のトラウマやストレス要因に対して強く反応する。
・PTSDを発症する可能性が高い。
じゃ、なんでそうなるのか原因を見ていきましょう。
神経系が完全に形成される前の非常に早い時期に、調整力や回復力の発達途中に中断されたり、長い期間、深刻なストレスにさらされた、ことなどが原因です。
具体的には。。
・母子分離、手術、麻酔
・母親のストレスや不安
・難産、障害を持つ
・望まない妊娠、出産
・ネグレクト
・誕生の感覚が短い兄弟姉妹
・産後鬱などで子どもとうまくつながれない
・呼吸が困難になるような状況
・溺死寸前、窒息、ひどい喘息
・高熱
・医療処置(特に子どもころ)
・口や喉に手を当てられてのレイプや虐待
・持続的なストレスやトラウマ
・人種差別や性的マイノリティ
・暴力、貧困、戦争
・全身への衝撃
・幻覚など薬物体験
他にもある、こんな影響。。
・些細なことで感情的になり、強く反応する
・生理状態が極端に振れる(下痢/便秘)
・シャットダウン状態に入りやすい
・極端な怒りを爆発させる
・普通の状態に戻るまでに時間がかかる
・慢性疲労
・線維筋痛症、その他痛みのパターン
・化学物質または住環境への過敏性
・チック、めまい、耳鳴り、など
・ちょっとしたストレスの後に、重篤な症状や症候群を発症する
・消化器疾患
・不安障害、鬱
・双極性障害
・注意欠陥多動
・強迫性障害
・性機能障害
・パーソナリティ障害
・自己の価値観の低さ、自殺願望
調整していけば大丈夫
リラックスしていいところで緊張したり、不安になったり、過敏になったり、感情的に不安定になったり、、混乱してしまいますよね。自分の状態を制御できずに支離滅裂に感じたり、また次にそうなったらどうしよう?!と恐怖を感じたり。。
でも、神経系を調整していけば少しずつ、落ち着いたところに安定してきますから大丈夫です。
神経調律のそらとりにお任せください。
赤の活性化が強い人は身体の中に溢れんばかりのマグマを抱えているような状態です。マグマの正体は人によって違うと思いますが、例えば怒りだったり、緊張、不安などでしょうか?それをソマティックな方法で放出していきます。
青の深みにはまっている人は凍りつき状態とも言えます。交感神経で頑張りすぎた後、限界を超えて凍りつきに入る人も多いです。無気力、消極的、不動、抑うつ状態、寒い、しびれ、などの感覚。「やり切ったけどダメだった」という絶望と共にいるかもしれません。。孤立しがちで表現することが難しい状態。。凍りつきから少しずつ出てこられるのをサポートします。
もし今の状態から脱したい、という方は是非「ここ・から レジリエンス 神経育みプログラム」を受けてみてください。
ご検討をよしくお願いいたします。
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