「抱っこされて慰めてもらえないと慢性的な交感神経状態になる…」

今回参加した「慢性疼痛/シンドローム トラウマの身体症状に働きかける」で、印象的なスライドがありました。


「抱っこされて慰めてもらえないと慢性的な交感神経状態になる…」



赤ちゃんにはまだ自己調整の力がないので、なにかストレスを感じると親などの養育者になだめてもらって「調整」してもらう必要があるんですね。

この協働調整をとおして、自己調整能力がついてきます。


例えば、おむつが濡れて気持ちが悪い。。替えてく~ださい、って呼ぶわけですよね。。おぎゃあおぎゃあと言って。。これ、交感神経です。

で、お母さんが来て、ただ機械的におむつを替えてくれたとします。生理的な不快感はなくなったかもしれませんが、心理的には不満が残りそうです。→交感神経のままです。

自分は愛されていないのかもしれない。ここにいちゃいけないのかもしれない。→筋肉や内臓を固めて防御に入ります。 お空に帰りたい。。→解離の始まり。。

赤です。


逆にお母さんがにこにこ笑いながら近づいてきてくれて、まず抱っこしてくれて「どうしたの?あ、おむつね。今替えてあげましょうね~」なんて抑揚に富んだ楽し気な口調で話しけてくれたとしたら、自分は愛されている。ここに歓迎されている。→身体を緩めて安心してくつろいでいられます。→しっかりとグラウンディングできます。この世界に安全を見出しているので、自由に冒険に繰り出します。

緑です。


そしてより長い期間、抱っこされなかったり慰めてもらえなかったりすると、深い副交感神経(背側迷走神経複合体)に入り込み、反応の少ない、低エネルギーの状態に入ります。いわゆる鬱状態です。

青です。



ですので、「あなたは大人しくていい子だった」と聞くと言葉通りには受け取らず、実際にはどの神経ゾーンにいたのだろうか?と興味がわきます。



人生の初期においてのストレスパターンは深く刻み込まれて、大人になっても影響し続けているかもしれません。



そこに、変更/修正を加えていくのが「ここ・から レジリエンス 神経育みプログラム」10回 79000円です。



そらとり神経調律専門サロン

脳脊髄液の循環改善やポリヴェーガル理論に基づく最新の自律神経系の調整により、 あなたの中にある「自然治癒力」が本来の力を発揮しやすい状態に導くサロンです。 ポリヴェーガル理論、ソマティックな心理療法、発達性トラウマ、愛着、クラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクスなどの情報を中心に発信していきます。

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