【脳内おしゃべり】の正体
頭の中がずっと賑やかな状態、いわゆる「脳内おしゃべり」が止まらない現象。。
これ、実は多くの人が経験していることで、心理学や脳科学の視点から見るといくつか面白い理由があります。
なぜ私たちの脳は、頼んでもいないのに独り言を続けてしまうのでしょうか?
1. 脳の「デフォルト・モード・ネットワーク」
人間の脳には、何もせずぼーっとしている時にかえって活発に動くデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という回路があります。
役割: 過去の記憶を整理したり、未来のシミュレーションをしたりすること。
現象: 意識を何かに集中させていないと、脳が勝手に「アイドリング状態」に入り、あれこれと考えを巡らせ始めます。これが「脳内おしゃべり」の正体です。
2. 生存本能としての「シミュレーション」
脳にとっての最優先事項は「生存」です。
* 「明日の会議で失敗したらどうしよう(不安)」
* 「さっきの言い方はマズかったかな(反省)」
このように、過去の失敗を悔やんだり未来のリスクを予測したりするのは、次に同じことが起きた時に生き残るための訓練を脳が自動で行っているからだと言われています。
3. 感情の処理が追いついていない
言葉にできないモヤモヤやストレスを抱えていると、脳はそれを「言語化」して整理しようと試みます。納得のいく答えが出るまで、何度も同じフレーズや思考がループしてしまうのです。
### おしゃべりを少し静かにするコツ
もしこの「脳内おしゃべり」がうるさすぎて疲れてしまうときは、以下のようなアプローチが有効です。
ジャーナリング(書く):頭の中の言葉をすべて紙に書き出すことで、脳が「これは記録したからもう覚えなくていい(考えなくていい)」と判断し、静かになることがあります。
五感に意識を向ける:「今、足の裏が地面に触れている感覚」や「コーヒーの香り」など、身体の感覚に集中すると、思考のスイッチが物理的に切れやすくなります。そらとりでお出しするハーブティーを透明のカップでお出しするのは色も楽しんでいただくためなのです。
「実況中継」に変える: 「あ、今自分は不安だと思っているな」「またおしゃべりが始まったな」と客観的に観察(メタ認知)するだけで、脳内トークの勢いは弱まります。
---
そらとりに通っていただいている方は少しずつ「脳内おしゃべり」が鎮まってきて、全くの空白状態へ入っていきやすくなります。中には1回目でそれを体験される方も。
「思考」はそれ自体悪者ではなく、考えすぎてしまうのは、それだけ脳が活発で、危機管理能力が高い証拠でもあります。ただ、糖を消費しますので常にスイッチONだとどっと疲れてしまいますよね。
なかなか手ごわい「脳内おしゃべり」をクラニオ・バイオで鎮めていくのをおススメしますが、ご自宅でセルフで鎮めるための具体的なワークや、マインドフルネスのやり方など、お伝えしますね。
ある程度セルフでやってこられてから施術を受けていただくと、深まりやすいかもしれません。
頭の中の「ひとり言」が止まらないあなたへ。静寂を取り戻すための3つのステップ
「明日の仕事、大丈夫かな?」「あんなこと言わなきゃよかった……」
ふと気づくと、頭の中で自分自身とのおしゃべりが止まらなくなっていること、ありませんか?
実は、脳は放っておくと勝手に「おしゃべり」をする性質を持っています。でも、それが続くと心も体も疲れてしまいますよね。
今日は、プロのセラピストも大切にしている、頭の中を静かにして「今、ここ」の安心感を取り戻すための簡単なセルフワークをご紹介します。
1. 「外の世界」を3つ見つけてみる
頭の中がおしゃべりでいっぱいのとき、私たちの意識は「自分の内側」に閉じこもっています。これを優しく「外側」に引き出してあげましょう。
やり方:周りを見渡して、目に留まった「心地よいもの」や「安心するもの」を3つ探してみてください。
**例:「窓の外の緑」「お気に入りのマグカップ」「壁に掛かった時計の音」。
ただ眺めるだけでOKです。意識が外に向くと、脳のスイッチが切り替わり、おしゃべりのボリュームが自然と下がります。
2. 「体の中の静かな場所」を探す
頭が騒がしくても、体の一部は意外と静かにあなたを支えてくれています。
やり方:椅子に座っているなら「お尻が座面に触れている感覚」、立っているなら「足の裏が地面についている感覚」に意識を向けてみましょう。
**ポイント:騒がしい頭から一番遠い「足の裏」を感じるのがコツです。大地のどっしりとした安定感を感じると、頭にのぼっていたエネルギーがスッと下に降りていきます。
3. 思考を「空の雲」のように眺める
おしゃべりを「止めよう」とすると、脳はもっと力んでしまいます。大切なのは、おしゃべりと戦わないことです。
イメージ: あなたの心は広大な「青い空」です。浮かんでくる思考は、そこを通り過ぎていく「雲」だと思ってみてください。
*つぶやき: 「あ、また心配事が流れてきたな」「あ、おしゃべりしてるな」と、ただ実況中継するだけ。
雲(思考)が流れていっても、背景にある青空(本来のあなた)はいつも静かで、変わらずそこにあります。
---
### おわりに
頭の中のおしゃべりは、あなたが一生懸命に生きている証拠でもあります。「うるさいな」と自分を責める代わりに、「今日も脳が元気に働いてるね、ちょっと休憩しようか」と優しく声をかけてあげてください。
ほんの1分、足の裏を感じるだけでも、あなたの内側にある「静けさ」は顔を出してくれますよ。
0コメント