呑気症(空気嚥下症)
呑気症のご相談もチラホラといただきます。
消化器内科や心療内科に行かれても改善が見られなかった方、
ご自身で調べられてストレスが原因と知り、薬を使わずになんとか根本的に治したいと思われた方がそらとりに来られているようです。
消化器内科で出される薬を調べてみると、「消泡薬」や「消化酵素薬」などが挙げられていますが、対症療法そのものですよね。。
どういった要因でそうなるのか、一人一人にしっかりとヒアリングをして改善策を探っていきたいと思っています。
これまでにみて来て思うのは、呑気症でお悩みの方は他にも「症状」があることです。緊張や不安、不眠、過敏性腸症候群など。。
ポリヴェーガル理論で見ると、ストレスにより交感神経(赤)が優位で腹側迷走神経(緑)が抑えられた状態です。
横隔膜から上を調整してくれる腹側迷走神経がうまく機能していないと、嚥下の際に必要な筋肉がスムーズに動いてくれません。
ですので、セッションの目的としては、交感神経をやわらげて腹側迷走神経系を膨らませること、加えてストレスの原因となったものの負荷を降ろしていくことにあります。
身体からとこころからの両方からのアプローチが有効です。
下痢と便秘を繰り返す過敏性腸症候群の場合は、おそらく背側迷走神経(青)も高ぶっていて、いわゆる「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態」と言えるでしょう。
自律神経を調整していくことで、呑気症のみならず、緊張や不安、不眠、過敏性腸症候群も合わせて改善されていくことが予想できます。
逆流性食道炎や誤嚥性肺炎にもつながりかねない呑気症をできるだけ早くケアしてあげましょう。
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