ポリヴェーガル理論から見た五月病
みなさん、五月病ってよく聞きますよね。新しい環境に慣れてきた頃、特にゴールデンウィーク明けに「なんだか元気が出ない...」という経験をしたことはありませんか?今日はこの五月病をポリヴェーガル理論という観点から見てみましょう。
ポリヴェーガル理論って少し難しく聞こえるかもしれませんが、私たちの体の中にある神経系の働きを説明してくれる面白い考え方なんですよ。スティーブン・ポージェスという研究者が提唱したこの理論では、私たちの神経系は三つの層からなっていて、それぞれが違う役割を担っているんです。
さて、四月に新しい学校や職場に入ると、最初はワクワクや緊張で頑張れますよね。これは「交感神経」(赤)が活発に働いている状態なんです。でも、この緊張状態がずっと続くと、私たちの体と心は疲れてしまいます。そして気づかないうちに「背側迷走神経」(青)という、もっと原始的な神経系が前面に出てきて、「もうエネルギーを使うのはやめよう」というサインを出すんです。省エネモードですね。
これが五月病の正体かもしれないんですよ。やる気が出ない、疲れやすい、何となく憂うつ...これらは単なる「怠け」ではなく、あなたの神経系が「ちょっと休憩が必要だよ」と教えてくれているサインなんです。
本来であれば「腹側迷走神経」(緑)という、リラックスと社会的つながりを促進する神経系が働いて、私たちを回復に導くはずなんですが、ストレスが多すぎると、この健全な回復システムがうまく機能しなくなってしまうんです。
もし五月病らしい症状を感じているなら、深呼吸をしたり、信頼できる友達とおしゃべりしたり、軽い運動をしてみませんか?これらは腹側迷走神経を刺激して、あなたの神経系に「大丈夫、安全だよ」というメッセージを送る素敵な方法なんです。
五月病は決して恥ずかしいことじゃありません。私たちの体が自然に反応している姿なんです。ポリヴェーガル理論を通じて自分の体と心の声に耳を傾けると、もっと優しく自分と付き合えるようになりますよ。
そこで、自分でも頑張ってみるけどちょっと専門家の人の力も借りてみたいなあという方へ。
「五月病対策の2セッション(セルフケア指導付き)」(オンライン可)
料金:16000円(2回分)
回数:2回(対面、オンライン、組み合わせ自由)
お申込み期限:5月5日
ご予約の期限:5月31日(1か月の間に2回受けていただく感じです。)
お支払い:現金、クレジットカード、paypay、オンラインの場合は銀行振り込み
対象:五月病を予防したい方、すでになっちゃった方をはじめ、五月病ではないけどちょっと調子を崩されている方、ひと休みしたい方へ。
⁂予防したい方とすでになっちゃった方とはアプローチの方法が違ってきます。神経系の状態をみながら進めていきます。
お申込みお待ちしています。
0コメント