朝から重だるい??
疲れたら寝るのが一番!
というか、疲れる前に寝て体調管理を心がけている日々ですがあなたはいかがですか?
疲れがたまってくると心も身体も、そして思考も働かなくなってくるので、
早め早めにケアできるといいですよね。
でもそうやって自分でコントロールできているうちはいいんですが、
仕事が立て込んできたり、身内の病気などで自分のペースが保てず疲労が蓄積してくることがあります。
そんなとき、ちょっと思い切って1日や2日、しっかり休暇をとって回復できたらまだ大丈夫ですよね。
またもう少し頑張れるかなという気持ちにもなれます。
ですが、休暇をとっても、ちょっと多めに寝てみても疲労が取れない、、、
そんな状態になっていたら心配です。
もしかしたら、「ストレス」が原因になっているかもしれません。
ここで、副腎の働きと合わせて見ていきます。
ストレスを感じると、それに対応しようとしてコルチゾールという神経伝達物質が副腎から分泌されます。
人間にとって最大のストレスは「生存の危機」なわけで、
ストレスを感じると安全な場所まで逃げられるように筋肉へ指令を送る役目があり、
コルチゾールは、「覚醒物質」としても知られています。
そんなコルチゾールですが、通常は、24時間周期で分泌のリズムが決まっていて、
睡眠初期のノンレム睡眠(大変深い睡眠)で分泌が抑制され、
朝の起床前後で分泌は最大値示します。
コルチゾールは、血糖値維持や肝臓における糖新生促進などの作用があります。
これは日中に活発に過ごすために使われ,夜に向けて減少していきます。
コルチゾールが通常モードでリズムよく分泌されていると、
昼は活動できて夜はぐっすり眠れる、ということになりますが、
ある一定期間、ストレスに苛まれるとそうはいきません。
1日中コルチゾールが高い状態が維持されてしまい、
夜布団に入っても眼が冴えていて眠れない、ということになります。
眠れないまま朝を迎えますので、疲労は蓄積されていく一方ですよね。
そして高レベルのコルチゾールが長期間にわたって持続すると、
今度は慢性的に不足してきます。
ほんとなら朝の起床時にたくさん欲しいコルチゾールが分泌されないので、
「覚醒」できません。
それが、「朝から重だるい」正体なのです。
慢性的にコルチゾールが不足しているので、朝も昼も夜も眠い低覚醒状態が続き、
これは、うつや無気力につながります。
コルチゾールの分泌の状態は検査で分かりますので、気になる方は近くの内分泌科に問い合わせてみてください。
もしコルチゾールが1日中低い状態が維持されているなら、おそらく「慢性副腎疲労」と言われると思います。
すると医者からは副腎の機能をサポートする漢方やサプリを処方されるはずです。
今の社会でストレスがない人なんていないと思っていて、
そらとりでは、ほぼ毎回腎臓と合わせて副腎のケアもさせていただいています。
程度の差はありますが、皆さんかなりお疲れです。
(それにはマスク生活も大きな影響があると思っています。「自由な呼吸が阻害されてる=生命の危機」ですよね。。)
いろんな考え方があるとは思いますが、
一時的に漢方やサプリで補いながらそらとりの施術を受けていただけると副腎機能の早期回復が期待できると思います。
ただし、「サプリなどの服用期間は3カ月、長くても6カ月をめどに」、と「レジリエンスを育む」の著者スティーブが言っていました。「少し補ってやると後は自分で調整する力が人間には備わっている」、とのことです。
ただ1つ重要なことがあります。
それは、もしあなたを妊娠中にお母さんが高いストレス状態にあったとしたら、
お腹の中にいたあなたももちろんそれを感じていて、
この世に生まれてきた時にすでにストレス状態を基盤としていることです。
どういうことかというと、大人になったあなたに、今現在なにもストレスなことは起こっていないのに、
身体が勝手にストレス反応を起こしているかもしれないということです。
通常モードがストレス状態なのです。
そして、このような方はちょっとしたストレスに対しても脆弱です。
そのような場合は、調整に少し時間がかかります。
ストレスやトラウマは神経系に閉じ込められているのでその調整はかかせませんが、
神経系の調整がとれたとしても内分泌系が動いていないと身体もうまく機能しないので、
より包括的なアプローチが必要になってきます。
そのためにも、サプリなどの服用も考えてもいいのかもしれませんね。
※ただし!!検査もしないでドラッグストアでテキトーに買うのだけはやめてくださいね。身体に余分なものまで摂り入れちゃうと、バランスを崩して余計に体調悪くしてしまうかもしれないので。。
そのくらい、身体って、絶妙なバランスで体調維持に貢献してくれているらしいです。。
まとめると、
・「朝から重だるい」が続くのであれば「副腎疲労」を疑ってきちんと検査をしてもらう。
・漢方やサプリで副腎を労わりながらしっかりとケアをする。
そらとりでは、脳や神経系の調整と共に腎・副腎のケアもしっかりとさせていただきます。
ご自宅でできるセルフケアなども一緒にお伝えしています。
*加えて、このコルチゾールですが、しばらく高い状態が続くと脳、特に海馬の細胞に毒性が出ると言われていて、
これが慢性的なトラウマ性ストレスによる記憶障害の原因の1つです。
海馬の神経細胞が死んでしまうのです。。
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