「いごこち」神経系アプローチ〜事例を通した安全な癒しの学び〜
タイトルの研修に参加してきました。
日本のトラウマ界を牽引するおひとり、浅井咲子さんが講師を勤められました。
トラウマや自律神経に関する本もたくさん書かれているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
いくつかの手法を織り交ぜてのアプローチで、新しい発見もあり、勉強になりました。
「トラウマ」と一言でいっても、いろんなカテゴリーがあるし、クライアントさんによって、「症状」の現れ方が皆さん違うし、本当に学ぶ価値のある領域だなあと感じています。
幼少期の辛い体験が脳や神経系に影響を及ぼして、大人になってからも心身の不調や人間関係のトラブルをもたらすことを、「発達性トラウマ」と呼びますが、本人が気づいていないだけで、実は多くの人がこれが原因で苦しんでいるのではと感じています。
ただ、そういった症状の存在をまだあまり認知されていないので、「生きづらさ」を感じながらもなんとなくあきらめている方がほとんどじゃないでしょうか?
そして、そのことに気づいてもらうことが、セラピストとしていかに大変か、という壁も感じながら、ほんと日々勉強を重ねている毎日です。いつの日か、ドアをたたいて来てくれる日のために。
研究は進んで、その症状を改善する手法も開発されています。
ですので、諦めないでくださいね。
しんどい思いをするためだけに生まれてきたのではないはずです。
ご自身の内面に取り組む過程で、大きな癒しに出会われるかもしれません。
それをぜひ体験していただきたいと思います。
発達性トラウマの中にもいろんな症状がありますが、
その1つ「安全を知覚する能力」に影響を与える、というのがあります。
例えば、
・危険な人について行ってしまう。
・身を危険にさらす。
逆に、
・不安や恐れが強すぎて何か新しいことにチャレンジできない。
など。。
要は、「安心安全」を感じるコンフォートゾーンが極端に広すぎたり、狭すぎたりする状態です。
最近よく知られるようになってきたHSPのことが気になって咲子さんに質問してみたら、やはり、発達性トラウマの影響も大いにありうるとのことでした。
HSPについてはまた改めて書いてみようと思います。
何かが原因で、ニューロセプションという「神経知覚」が人より発達して、ほかの人は気にならない、人の表情や匂いや音に過度に反応してしまう、繊細さんのことですね。
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