あなたのセルフケア、大丈夫?~SRR 修了シリーズ①~
Somatic Resilience &Regulation(SRR)ソマティック・レジリエンス・レギュレーションの3モジュールの全工程を修了しました。
(心身の柔軟性・回復力のための身体志向の調整ワーク)
SRRは、主に発達性トラウマに焦点を当てたプログラムです。
発達性トラウマというのは、このブログの中でもカテゴリーとしてまとめていきますのでお時間のある時にでも読んでいただけるとうれしいです。
要は、子どもの頃(胎児期を含む)に体験したこと、あるいは成長に必要だった体験ができなかったことが原因で、今、こころや身体にいろんな症状が出てきてしまっている、ということです。
インナーチャイルドやアダルトチルドレンというと、割と馴染みのある言葉かもしれません。
心理・精神の分野では、「発達性トラウマ」と呼び、SRRは、解剖、生理、脳神経科学から読み解き、さらにはポリヴェーガル理論という自律神経に関する新しい指標を取り入れた、発達性トラウマを対象にした世界最新の身体志向の心理療法です。
このプログラムを通して得られた気づきや知識、そして新しい手法は数知れず、早速日々のセッションに取り入れていますが、
これまでのやり方を一部改めた方がよさそうなことにも気づかされました。
そのような新しい情報を、自分自身に落とし込んでいくためにも、このブログに綴っていきますのでよろしければチェックしてみてくださいね。
今日はまず、発達性トラウマがある人にとってのセルフケアの危険性について
いろんな方にセルフケアの方法を聞かれます。
僕自身も大切に思うし、これまでいろいろと試してきたのでお伝えできることはたくさんあります。
で、ついつい、アレもコレもと聞かれるままにお伝えしてきましたが、
発達性トラウマがある人には、ちょっと待った!ってことなんです。
どういうことかというと、
発達性トラウマがある人って、「自分で頑張る人」が多いんですよね。
なぜかというと、そこには、
「自分はだめだ」
「人に甘えちゃいけない」
「自分がこうなのは自分のせいだ」
という、無意識の思い込みがあります。
そう、日々、安心安全から離れた状態(ストレス下)で生活されています。
ここにセルフケアという更なる「タスク」を課してしまうと、
それはその人にとって大きなストレスとなるかもしれず、
それまでぎりぎり保っていた神経系のバランスが急に崩れてしまう恐れがあるからです。
そのようなことから、発達性トラウマがある人は、セルフケアをというときは、家の周りの散歩程度にとどめておきましょう。
そこから少しずつ、できること・興味持てることが増えてくると思います。
あらゆる努力やタスクを手放しましょう。
まずは、揺りかごに乗せられた赤ちゃんに戻る必要があります。
そしてそらとりは、赤ちゃんとしてのあなたの存在をそのまま丸ごと包む、母(父)の手を目指します。
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